その楽焼で割烹食器をつくり続けてきた醍醐窯。
干支をはじめ、さまざまな変形蓋物を製作するための型も代々受け継いできました。
受け継いできた思いをより多くの方にお届けすべく四代目当主の島静香が立ち上げた
新ブランドが「RAKUAMI」。
「AKA to KURO」は、醍醐窯の楽焼を現代の暮らしに提案していく
ファクトリーブランド
色と技とデザインの掛け合わせからうまれたAKA to KURO
楽焼の始まりは16世紀後半。
瓦職人だった長次郎が茶人である千利休の指導によって聚楽第を建造する際に、
土中から掘り出された土(聚楽土)を使ってやいた聚楽焼が始まりです。
そして、楽焼には、その素材と焼成ゆえにできる独特の
赤色(赤焼)と黒色(黒焼)が珍重されてきました。
赤楽、黒樂は茶人のあいだではあこがれの楽茶碗として、現代も受け継がれています。
この赤と黒を用いて、これまでの割烹食器とは違う日常の器デザイナーとのコラボでうまれたのが「AKAtoKURO」です。
赤と黒そして白からうまれる日常の美
楽焼の象徴的な赤と黒という色を用いている他、楽焼らしい白絵をほどこしてあることと、
昔から醍醐窯でつくってきたものにヒントを得て、裏側にも脚がついているのが特長です。
特別な場所ではなく誰もが気軽に今の暮らしに寄り添う楽焼、それがAKA to KUROです。
組み合わせを楽しむ暮らしの中の楽焼
赤は華やかに食卓を彩り、黒は食材を引き立てます。
より美しくみえるようにと何度も試行錯誤をしながらできあがった繊細で
プリミティブな柄を刻印し、白化粧で仕上げた表情は
ひとつひとつ同じものがない手作りならではの表情。
柔らかな<土>を感じる手触りには、何かなつかしさや素朴なあたたかみがあります。
柄を統一して、赤と黒をセットにしたり、色を統一して、柄違いをセットしたり、
様々な組み合わせも楽しめます。
粗く空気を多く含む「楽土」を使い比較的低い温度で焼成するのが特長の楽焼。風合いが柔らかで断熱性にすぐれ、熱いお茶を入れても手で持ちやすく、そして手にしっくりと馴染むカップです。
もちろん冷たい飲み物を入れても結露しにくく便利に美味しくお使いいただけます。
サイズ
φ85xH81mm(容量200ml)
素材
陶器
使用上の注意
・職人による手作りのため、1点1点、色の違いや表情の違いがございます。予めご了承くださいませ。
・また、楽焼は軽くソフトで手に馴染む質感ですが、低火度で焼成される軟質の陶器のため、やや欠けやすいところがございます。どうぞお取り扱いにはご注意くださいませ。
・金属タワシや研磨剤入り洗剤のご使用は避けてください。
・食器洗浄機、オーブン、直火ではご使用できません。